宙のそこから見れば

有安杏果に関するお知らせ」

が出てからずっと不思議な気分でいる。

まったく現実味がなくて悲しいも寂しいもよく分かっていない。

けど、出演するって聞いて録画したワイドショウは結局再生できずにいる。

何人かのブログは読んだ。

Twitterで同じようなファンのつぶやきを読んでは少し元気になったり、

苦しくなったり少し居心地の悪い気分になっていたりする。

 

ただまあ、5億年ぶりくらいにブログを書こうと思った。

 

なんで辞めるの、って会社の人とか友達に聞かれたけどこっちが聞きたい。

別に杏果を問いただしたり説明してほしいわけではないけれど。

明確な理由はあったりなかったりなんだろう、

色んな積み重ねで臨界点がきたんだろう、

とかぼんやりそんな風に思っている。

 

ソロコンのセトリの解釈とか、あのときのあの言動がとか、

そんなのは本当に興味がない。

全部後出しじゃんけんな気がする。

 

何か考えがあるとか実際はどうだとかはどうでもよくて、

語られる言葉や発表だけを受け止めたい。

表情とか過去のあれが、とか

そんなのもう自分の思う「真実」にいくらでもできちゃうでしょって思う。

 

ただまあ、この発表が全力で意外だったかというと、杏果だもんなあとかは少し思った。

(このニュアンス伝わるだろうか)

 (でもいかんせん急は急)

 

今回色んな意見を読んで、

同じ映像見ててもそんな風に受け止める人もいるのかって思った。

そういう誤解や解釈、そこからの色んな感情にさらされるってどんな気分なんだろうか。

 

ラストライブの当落が出たらなんだかぐっと現実味が出てきた。

一番濃い感情は寂しい、だと思う。

これからのももクロちゃんや、杏果が表現するものを漠然と楽しみにしていたから。

でも少し休みたいとか、距離を置いて落ち着きたいならぜひそうして欲しい。

彼女の望みが叶えられることが一番の願いなので。

そりゃあそれがももクロでの活動に含まれてれば最高だったけど。

 

こういう考え方は、腹を括って活動している人には逆に失礼だなあと常々思いつつも、

人生何が起きるか分からないから、

ゆるやかに意識が変わったり、ある日突然に思い立つこともあると思うので、

その時に枷にだけはなりたくないのだ。

だって今までこんなに幸せにしてもらったのに。

そしたら当人はそれよりもっと、

比べ物にならないくらい幸せになってもらいたから、

どうか望む方向に進んで行ってほしい。

 

結局遠く遠くから応援してるだけのファンなので、

何もできないし何も分かってないのだけど、

だから私には私の見てきた彼女がすべてです。

 

初めて行った握手会で覗き込むように顔を見てくれたこと

ライブに遅れて、見切れの場所でぽつんと待機してたら気づいて手を振ってくれたこと

大きな会場で身を乗り出したり端まで走って近くに行こうとしてくれてること

不断の努力の人であること

歌うことと踊ることが大好きなこと

 

このタイミングでの発表で、

ライブは1週間後で、関東でキャパが3万とかで

目まぐるしい気もするけど、これ半年前とかに言われても逆に辛かった気もする。

 

なんというか、色んな受け止め方がある中で

あんまり知らない人がそうなんだぁ、って過ぎてしまうのは悲しいと思った。

彼女がしてきたこと、成し遂げたこと、それがこれで何もかも無くなるわけじゃない。

寂しさは残るけれど、彼女の選択を祝って応援したい。

ももクロちゃんのこれからとか、モノノフ(ファン)のこととか、

杏果が考えない訳ないのだから。

それでも彼女がそれを選択したのだから。